更新日:2020年1月14日
臨床検査学科
臨床検査学科 生体情報学講座 助教 細川 翔
2014年6月神戸大学医学部附属病院病理部臨床検査技師
2015年9月京都大学大学院生命科学研究科高次生命科学専攻修士課程修了修士(生命科学)
2017年9月365体育投注_365体育直播-【高清】@保健科学部臨床検査学科助教
2015年9月京都大学大学院生命科学研究科高次生命科学専攻修士課程修了修士(生命科学)
2017年9月365体育投注_365体育直播-【高清】@保健科学部臨床検査学科助教
担当科目
臨床検査総論、人体の構造機能(解剖分野)、病理学、医動物他
研究紹介
婦人科細胞診の精度向上に向けて
子宮がんの検査において、細胞診検査は重要な役割を果たします。(細胞診検査:患者さんから採取した細胞を顕微鏡で詳しく観察し、その良悪を判定する検査です。臨床検査技師が標本作製?染色?鏡検を担当します。) 細胞診検査は、がんの早期発見に有用である一方、過剰な判定(観察した細胞を、実際よりも悪く判定してしまうこと)が、患者さんに精神的?肉体的な負担(侵襲性の高い検査?治療)を与えるリスクを伴います。私たちは、細胞診判定の精度向上を目指した取り組みを行っています。
アミノ酸およびアミノ酸代謝産物の新規検査法開発
アミノ酸はタンパク質の材料となって人体を構成するだけでなく、免疫、睡眠、ストレスなど人々の健康に深く関わる。また近年では、体内のアミノ酸およびアミノ酸代謝産物量の変動と様々な疾患の関連性が報告されている。そのため、アミノ酸およびアミノ酸代謝産物は、健康状態の変化や疾患を早期発見するための重要なバイオマーカーと言える。しかしながら、これらの化合物量変化を検出するには特殊な機械や試薬を必要とするため、施設や費用面で大きく制約を受ける。測定意義の高いアミノ酸およびアミノ代謝産物検査をより身近なものにするための新規検査法開発をおこなう。
最近の業績
- Tokuhara Y, Shukuya K, Tanaka M, Sogabe K, Ejima Y, Hosokawa S, Ohsaki H, Morinishi T, Hirakawa E, Yatomi Y, Shimosawa T.Absorbance measurements of oxidation of homogentisic acid accelerated by the addition of alkaline solution with sodium hypochlorite pentahydrate. Sci Rep. 2018 Jul 27;8(1):11364.
- Tsukamoto R, Ohsaki H, Hosokawa S, Tokuhara Y, Kamoshida S, Sakuma T, Itoh T, Ohbayashi C. Qualitative and quantitative cytomorphological features of primary anaplastic lymphoma kinase-positive lung cancer. Cytopathology. 2019 May;30(3):295-300.
- Sugiyama Y, Shudo T, Hosokawa S, Watanabe A, Nakano M, Kakizuka A. Emodin, as a mitochondrial uncoupler, induces strong decreases in adenosine triphosphate (ATP) levels and proliferation of B16F10 cells, owing to their poor glycolytic reserve. Genes Cells. 2019;24(8):569-84.
お知らせ
なし
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