看護学科長からのメッセージ

看護学科長から志願者へのメッセージ

看護は、健康という観点から他者の生活を支援する活動であり、実は誰もが行っている活動でもあります。そのような活動が、職業として確立するまでには長い道のりがありましたが、2020年に生誕200年を迎えたナイチンゲール(Florence Nightingale)の貢献を抜きにして語ることはできません。ナイチンゲールに「白衣の天使」というイメージをお持ちの方も多いと思いますが、実際には、科学的な視点を持つ偉大な看護師であったと言われています。

「温故知新」という言葉があるように、私たちがこれからの看護を考えるために、これまで看護職が歩んできた歴史を知ることは大切です。過去のあゆみに学びながら、現代、あるいは未来において、看護職が人々の生活をどのように支えていくのか、共に考えていきましょう。

看護職は、人々の生老病死に寄り添いながら、その尊厳と安全を守り、その人のもてる力を最大限に引き出して生活を支援する職業です。時代の変化や医療の革新とともに看護職の役割や働く場も拡大してきましたが、どの時代にあっても看護の本質は不変です。本学では、変わらない看護の本質を学び、変わりゆく時代に対応できる人材を社会に送り出していきたいと考えています。

あなたも、新たな時代の看護を創り出していく人材をめざしてみませんか。そのための本学での4年間は、楽しいことばかりではないかもしれませんが、あなたの夢を現実のものにできるよう、教職員が一丸となって一緒に将来を考え、その実現をサポートしていきます。まずは、オープンキャンバスなどにご参加いただき、本学の環境や雰囲気を味わってみてください。そして、あなたの将来を思い描いてみてください。心より、お待ちしています。

看護学科長 越智百枝